20220612

世は江戸時代、、、かどうかは分からないがそんな雰囲気がした。
どうやら子供の設定で、恐らく中学生くらいの年齢だろう。
家の手伝いをしたり、散歩したりのんびり暮らしていた。ある時、近所の家のおじさんが地窓の修理を手伝って欲しいとわたしを呼んできた。地窓と溝がズレて開けられないらしい。
細い鉄の棒を探している時、わたしの脳裏に何か伝わってきた。もうすぐどこか別の人種の人達が大勢でやってきて、殺られてしまう。どこか別の人種というのも国の違いの範疇ではなく、2倍、3倍の身長に、どこかロボットのような人間に見えた。
わたしは役人が集会を開いている場に飛び込み、これから起きる事を伝えた。
当然誰も信じてもらえず、わたしは追い出されてしまったが、数分後。 
ガシャン! ズドン!と音がし、先程脳裏に浮かんだ巨人達が襲いにかかってきた。身構えていた私でさえどうしていいのか分からないのだ。町の人たちはあっという間に殺されたり、捕らえられたりした。
これが夢だったらいいのに。嘘であってくれ、、。
そんな事を考えていた矢先、わたしは宙に浮いていた。丸いシャボン玉のような膜に覆われていた。町人も巨人ロボットも私に気づいていない、、どうやら透明人間になったらしい。
町の人たちがどこかに連れていかれるようなので、わたしもシャボン玉に入りながら後を付ける。
暫く歩くと、江戸の風景とは打って変わり、黒っぽい空間にいた。なぜか背の順に並び直されて。巨人ロボットも背の順に並んでいた。
一定の区間ごとに分けられ、背の低い者から電流を喰らい殺されてしまった。